泥棒が嫌いな家

 泥棒が嫌がる家、それは泥棒が好む家とは真逆の家、ということになります。がちがちに防犯をして施した家、これはもちろん、通常の泥棒は好まない物件といえます。
 それから泥棒が嫌がる家、というのはご近所同士の繋がりが深く、例えば道で出会えば誰とでも挨拶を交わすような場所になる家です。人が、人に関心の高い地域では、どうしても顔を覚えられやすいのです。と考えると、日本の田舎は犯罪者に狙われにくい家ということになりますね。ですが田舎では、鍵をかけない家が今でも存在し、個別の防犯意識が薄いため、むしろ狙われてしまうこともあります。
 泥棒に嫌われる家というのは、ですから泥棒から見て防犯意識が高いと思わせる家ということになります。一見何も対策をしていない家であっても、実際に侵入しようとすれば難しい家、よりも防犯している家だと分からせるほうが効果的です。といっても、セキュリティ会社のステッカーを玄関に貼っておくことで防犯にはほとんど効果はありません。もちろん実際にセキュリティ会社と契約しているのであれば意味はありますが、単にステッカーを貼っておけば防犯になると思い込んでいる家は、狙われやすいこともありますので注意しましょう。泥棒から見て、防犯意識が高い家というのは、出入り口や人が入れる大きさの窓が、路上からよく見える家です。プライバシーを重視して、玄関でさえも道路から見えないようにしている家というのは、好まれるということになりますね。この場合、玄関に補助錠などを取り付けておいても、多少時間がかかっても大丈夫な家だと思われてしまうなら、せっかくの補助錠も効果は半減してしまいます。なるべく死角にならないように意識している家が嫌われます。人が近付くと明かりが付く、センサーライトが設置してある家も死角が少なくなります。次に、そうした出入り口などに音の出る砂利などが敷いてあるだけでも違います。とにかく自分が近付くことが、目立ってしまう家は泥棒に嫌われるのです。

 
防犯対策Topに戻る